flash five*。イケメン達との恋。*
「遙さん!今手ぬいたんですか?」
「いや…」
「え、でも……」
「実は…」
遙さんは顔を赤くしながら、こっちを向いた。
「俺、ディフェンス出来ないんだ」
「えッ!?」
嘘…
あの運動神経抜群の遙さんがディフェンス出来ないの?
ありえない…ってか驚いた。
だってディフェンスって…まぁたしかに難しいけどさ。
なんとなくは出来るって言うか…ね。
運動神経がいいなら出来る、と思うんだけど。
意外だなー
「わ、笑いたきゃ笑えよ」
あたしの顔が緩んで笑いそうになってたのか、あたしの顔を見ながら遙さんがそう言った。