flash five*。イケメン達との恋。*
「ようやく全員集まったな」
先生がはぁーとため息をついてあたしを見る。
「遅れましたー」
「大分な。まぁいいや、今日は特に連絡事項も無いから帰っていいぞ」
「えッ?」
「えええええー!!お前、無いのにまたせたのかよッ!」
翔太さんが切れ気味で言った。
そうだよね、特に連絡事項もないのに待たせるのはね…
って、あたしは待たせた側の人間だよッ!
と自分にツッコミながら先生を見つめた。
「まぁそんな怒るなって。皆さよなら~まったねッ」
ニコッと笑って、教室をダッシュで出て行く先生。
あれ?そういえば、先生違ったな。
「二宮」
「はい」
「さっきの話」
遙さんはそういうと、初音ちゃんのことを話し始めた。