flash five*。イケメン達との恋。*
「寮?」
「せーかいッ!さ、行こう。部屋案内する」
まだ理解しきってない頭をブンブン振って、日向君の後をついていく。
中は凄いことになっていて、見上げると高い天井にキラキラのシャンデリアがかかっていた。
これは寮じゃないよ…
すっごい豪華なホテルだよ。
信じられないと言う目できょろきょろと辺りを見ていたら、日向君が居ないことに気づいた。
あれ?もしかして…先に行っちゃった?
どうしよう!あたしここの事全く知らないし…自分の部屋も分からない!
どうしよー!と心の中で叫ぶと、後ろから誰かに抱きつかれた。
「えッ?」
「依南ちゃん……」
「日向君?」
「どうしよう、僕病気かも」
「えッ?病気?」
突然の言葉に、驚いて振り向く。