flash five*。イケメン達との恋。*





「え、それは何かの冗談ですか?」



「…別に、で名前は?」



「二宮依南です」



「来て……」



ボソッとそれだけ呟いて、ズンズン歩いていく。



今来てって言ったよね?ついていけばいいんだよね?



びくびくしながら、怜君についてく。



怜君はお構いなしにドンドン歩いていって、結構歩いたなと思ったらピタッと立ち止まった。



「ここ、あんたの部屋」



「え、あ、ありがとう」



あたしがお礼を言うと、怜君はそのまま隣の部屋に入っていった。



あたしはそれを見届けてから、部屋のドアを開けた。



「うわ…広い」



寮って言うと、狭い部屋に机とベッドだけが置かれてるんだと思ってたけど全然違かった。



机にベッド、クローゼットに本棚……が置いてあった。



すごいな…あたしの部屋より広いよ。


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