flash five*。イケメン達との恋。*
周りをきょろきょろ見回していると、あることに気づいた。
そう言えばあたしの荷物は…?
家から持ってきてないけど、何処にあるんだろう?
もしかして処分した?!
急いで部屋を出ようとしたら、ドアをノックする音が聞こえた。
「は、はい」
「依南ちゃーん、俺!翔太!」
「翔太さん?何の用事ですか?」
「いいから、開けて…」
翔太さんのか細い声に、恐る恐るドアを開けた。
すると…
「うわッ!」
ドサササーーー
たくさんのダンボールが、落ちてきて慌ててよける。
何これ…?
「いてて…あ、これ依南ちゃんの荷物。お母さんから預かってて届けに来た」
あたしの荷物?
急いで近くにあったダンボールを開けて中を確認する。