flash five*。イケメン達との恋。*
怖かった、怖かった、怖かった。
「玲、君……」
ギュッと抱きつく強さを強くする。
「大丈夫か?」
「……怖い」
もうそれ以上は何も言えなくて、ただずっと玲君に抱きついていた。
暫くしてはっと我にかえり、急いで玲君から離れる。
「あの、ごめんなさい」
「別に」
プイッとそっぽをむいて歩き出す。
あ嫌だ、おいてかないで。
急いで玲君の隣に行く。
あ!お礼言わなきゃ!
「あの!さっきはありがとうございました!玲君が助けてくれなかったらあたし危ない所でした。本当にありがとう!」
ニコッと笑って言うと、玲君の指があたしの唇に触れた。
「キスされたんでしょ?消毒したほうがいい」
「あ、はい」
ひぇぇー恥ずかしいよ!!