flash five*。イケメン達との恋。*
「あと、何か凄い震えてたみたいだけど?」
「あー…ちょっと昔のこと思い出しちゃって」
「昔?」
「はい。昔も…襲われそうになったことがあって。でも大丈夫だったんですけどね!」
ニコッと笑ってごまかそうとしたが、足がガタガタと震えてしまった。
落ち着け、あれは過去よ過去。
気持ちを落ち着かせていると、玲君に抱きしめられた。
「怖かっただろう?ごめんな、俺らがいながら…」
「平気、大丈夫……」
なんて。
ほんとは全然大丈夫じゃない。
涙をこらえて俯いていると、頭をポンポンとされた。
「今はさそんな気分じゃないかもしれないけど、皆お前のパーティの準備してるんだ。だから行こう」
「うん!」
皆優しいッ!!
もうさっきのナンパチャラチャラ男なんて忘れちゃった!