???
「はあ、はあ…ついてきてないか。」
 ヨッタは、逃げながら後方を振り返る。追ってくる様子は無かった。

「大丈夫みてーだな。」
 安全を確認したヨッタは、足を止めた。くっきーもそれに気付きヨッタに近づいて来た。

「一体、何なんだ?攻撃するあざらしに、チャカを持った男、そして宇宙人みたいな小人…、とにかくここから逃げよう。」

「ガルルル!」

「くっきー?まさか!」
 嫌な胸騒ぎを感じ、ヨッタは再び走りだす!

 後方からヘットライトがヨッタ達を照らした

「え?」
 その時だった!くっきーがヨッタの股間に首を突っ込み、ヨッタの体をクイッと、持ち上げ自分の背中に乗せた!



 ハイラックスが前方を走るヨッタ達の姿を捕らえた。

「何だあいつら、犬に乗って逃げてるぞ!どうなってんだ。」

 かなりのスピードで追うハイラックス、更なるスピードでくっきーが逃げる

「おい、ポゴ。あの犬の事、検索して見ろ。」

「うん。やって見る。」

 ごんぞの依頼に、ポゴは何かの装置を操作して、くっきーに標準をあてる。ウインドーに、次々と文字が流れる

「あった!」

「どうだった?」

「凄いよ!あいつこの星の生物じゃないよ!“銀河守護四神獣”の一つ“シーク”だよ。」

「シークってあのシークか?“本部”が英雄(ヒーロー)候補を守る為、さずけると言う噂の…。本当の話だったんだ。…と言う事は…」

「ほぼ、あいつで決定だね。ごんぞ、あいつの顔は見たの?」

「いや、逆光で詳しくは、」

「とにかく、あいつを止めよう。」

「ああ。」
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