???
「こ…ここは?」
 ザイーテンが正気に戻った。

 ザイーテンはヘッドギアによって、デットーリーに操作されていたのだ。

「ザイーテン。気が付いたか。だが、お前は元々犯罪人。その首貰う!」
 ジャスはザイーテン目がけ飛び掛かる。

「うっ…」
 しかし、不意にバランスを崩した。『まさか…ヨッタの攻撃のダメージが…』


 その隙に、ザイーテンは上空に飛び退いた。

「チッ!逃げたか。」
 グッと上空を睨むジャス。




「や…やめて!」
 隣の建物の屋上では、京子がガクガクと震えていた。

「オモチャ。」
 その京子をジークレが襲おうとしていた。

「…?」
 京子の目に、ジークレの後方に立つ巨大な影が映った。

「ナンダ!」
 ジークレが後方を伺った。

「グワッ!」
 不意の力で、ジークレの体が地上に叩き捨てられた。



「あ…!」
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