???
「でいりか!」

「化け物の次はヤクザの喧嘩だよ。逃げよう、流れ弾に当たるぞ。」
 更なる出来事に驚く人々。


「行くぞ!京子を助けだせ!」
 貴ボンは右手を高々とかかげる。

「うおー!」


 青空の元、暑苦しい男達が、恋人達の“聖地”たる公園に降り立った。

「何故、私までヒー」
 …その中に鈍平の姿もあった。


「京子!」
 貴ボンが京子を捕えるザイーテンに気付き、駆け出す。

「シャァー!」
 ザイーテンの拳が繰り出される。流石の貴ボンも避けきれない。

「やめろ!」
 刹那!ヨッタが身を丸め、両手両足を盾にし割って入った。

「お前の相手は俺だ!」
 そして叫ぶ。

「あ!俺のスーパーリーゼント!」
 貴ボンがヨッタを指差した。

「さがってな、た…ハゲ。」
 振り返るヨッタ。

「誰がハゲじゃあ!…だが、…頼む、その女を助けてくれ。」
 貴ボンは、自分の無力さを痛感して懇願した。
「任せとけ!」
 それに応えるヨッタの顔に、笑みが浮かんだ。


「おいおい。そいつは、俺の獲物だろ…」
 遅れてジャスが飛んできた。


 ビュウー!


 その時、不意に空から突風が吹き出した!
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