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「ならば、内部(なか)から切り崩すだけ!」
 ジャスはデットーリーの降りてきた開閉口を睨み、飛び出した。

「そうはいかぬぞ!」
 デットーリーが剣をかざし阻止する。

 キーン!ジャスは刀で、剣を弾く。

「甘いわ!」
 デットーリーの左手に隠された銃から、光線が放たれる。

「ぐおっ!」
 間髪、避けるジャス。

「くそっ、このままじゃ埒が開かねえ。」
 開閉口を横目で伺うジャス。そこは既に閉じ掛かっている。

「どうしたの?ジャス。手伝おうか?」
 その場にヨッタが、参戦してきた。

 ヨッタ・ジャス、二人は並んでデットーリーを睨む。

「…ヨッタ、まだ戦えるか?」
 ジャスはデットーリーを睨んだまま訊ねた。

「うん。やるさ。」
 ヨッタはグッと頷き、応える。

「よし、それでこそ英雄(ヒーロー)だ。…頼んだぞ。」
 言ってジャスは、アスラに向かって飛び去った。

「逃げる気か。」
 デットーリーが剣を振りかざす。

「お前の相手は俺だ!」
 ヨッタはデットーリー目がけ右拳を突き出す!

 ギィーン。剣を弾きだした。
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