???
「閉まるんじゃ無ぇ!」
 ジャスはアスラの開閉口目指しかけ飛ぶ。

 スパーン!

 だが、無常にもそれは完全に塞がれた。

「…!…く…くそがぁーっ!!」
 ジャスの怒号が響き渡った!



 何出弥プレス部・及び本牧湾泊図(わんぱくず)・その他逃げ遅れた人々の中で、千秋がアスラを眺めていた。

「何だよ?あの青い光。…なあ…ヤバくねえ?」
 そして、誰に言うでもなく言った。

「俺も何かヤバい感じしますよ。」
 貴ボンが返した。

「私、何だか恐いです。」
 紫織が普段に無く震える。

「大丈夫だよ、紫織ちゃん。希望はどこにだってあるんだから。」
 千秋が優しく紫織の肩を押さえた。

 その様子を貴ボンは食い付くように眺める。そして気付いた様に、京子に抱きついた。
< 194 / 218 >

この作品をシェア

pagetop