???
ヨッタは京子を連れてその場を離れた。
「一体どうなってるの?あいつは倒した筈じゃ…」
ヨッタがポゴに聞く
「おそらく、あいつはこの辺に百〜二百匹はいると思う。ザーラ星人は分裂して増えるんだ。」
ポゴが答えた
「ぶ…分裂?そうやって地球を支配する気なのか。それが“トラトラトラ”!?」」
「いやこいつは、只の雑魚だしね、…これはまだ序章に過ぎないと思う。」
ポゴが言った
「とにかく、ここにはあいつら、もう居ないらしいし、京子もどうにかしないと。一度、俺んちに帰ろう。」
言ってヨッタ達は京子を背負って引き返していった。
『トラトラトラ!一体どんな奴等なんだ。』様々な思いのよぎるヨッタ。
ごんぞとの話を思い出していた。
「そして俺のもう一つの任務。」
ごんぞが言う。ヨッタは固唾を飲む
「その前に宇宙の歴史、すこしだけ教えといてやる。さっき俺は『ある事情により、強者達が群雄割拠し始めた』って言ったな。その事情ってのが戦争だ!今から“五万年前”、銀河連邦は二つに分かれ、大宇宙史上最悪の戦争に突入したんだ。」
「戦争!?五万年前って…どんだけだよ、今だに続いているの?」
ヨッタが訊ねた。『自分達の知らぬ所で戦争が起きている?』考えさえせぬ事だった。
「いや、千年前、戦争は終わった。だがその後が酷かった。星々は荒れ、多くの戦災孤児が溢れ、人々は貧困を極めた。その上、戦勝国の“論功行賞”(ろんこうこうしょう)を巡っての戦い!敗戦国の自滅的な無差別テロ!今宇宙は、戦時中より凄まじい状況なんだ。それがさっきの群雄割拠の意味だ。あの戦いで残されたものは、正義も平和もへったくれも無い、“修羅の荒野”だったんだよ。」
ごんぞが言った。気持ちが高ぶっているのが感じ取れた
『修羅の荒野!力だけで全てを飲み込む、仁義無き世界と言う事か…』漠然とだがヨッタにも宇宙の全体像が、かいま見えた。
「一体どうなってるの?あいつは倒した筈じゃ…」
ヨッタがポゴに聞く
「おそらく、あいつはこの辺に百〜二百匹はいると思う。ザーラ星人は分裂して増えるんだ。」
ポゴが答えた
「ぶ…分裂?そうやって地球を支配する気なのか。それが“トラトラトラ”!?」」
「いやこいつは、只の雑魚だしね、…これはまだ序章に過ぎないと思う。」
ポゴが言った
「とにかく、ここにはあいつら、もう居ないらしいし、京子もどうにかしないと。一度、俺んちに帰ろう。」
言ってヨッタ達は京子を背負って引き返していった。
『トラトラトラ!一体どんな奴等なんだ。』様々な思いのよぎるヨッタ。
ごんぞとの話を思い出していた。
「そして俺のもう一つの任務。」
ごんぞが言う。ヨッタは固唾を飲む
「その前に宇宙の歴史、すこしだけ教えといてやる。さっき俺は『ある事情により、強者達が群雄割拠し始めた』って言ったな。その事情ってのが戦争だ!今から“五万年前”、銀河連邦は二つに分かれ、大宇宙史上最悪の戦争に突入したんだ。」
「戦争!?五万年前って…どんだけだよ、今だに続いているの?」
ヨッタが訊ねた。『自分達の知らぬ所で戦争が起きている?』考えさえせぬ事だった。
「いや、千年前、戦争は終わった。だがその後が酷かった。星々は荒れ、多くの戦災孤児が溢れ、人々は貧困を極めた。その上、戦勝国の“論功行賞”(ろんこうこうしょう)を巡っての戦い!敗戦国の自滅的な無差別テロ!今宇宙は、戦時中より凄まじい状況なんだ。それがさっきの群雄割拠の意味だ。あの戦いで残されたものは、正義も平和もへったくれも無い、“修羅の荒野”だったんだよ。」
ごんぞが言った。気持ちが高ぶっているのが感じ取れた
『修羅の荒野!力だけで全てを飲み込む、仁義無き世界と言う事か…』漠然とだがヨッタにも宇宙の全体像が、かいま見えた。