俺の彼女は小学生!?
 
「失礼しま~す」

アタシは音楽室のドアをゆっくりと開けた。

「あぁ、来たか」

先生はそう言うと、音楽室のドアに鍵を掛け、

「ここ座れ」

と、先生が座っている長いすををトントンと叩いた。

アタシは先生と少し離れた所に座った。

「あっあの、何を手伝えばいいんですか?」
アタシは先生に思い切って尋ねた。

「仕事なんて何にもないよ。」
先生は普通の事のかの様に平然と話した。

「えっ・・・だってさっき罰ゲームって」
アタシは頭に?作って先生に尋ねた。

次の瞬間
先生がアタシの体に抱きついてきた。
アタシは何がなんだか分からずに
先生を突き飛ばした。

「な・・・何するんですか!?」

怒り、悔しさ、恐ろしさ・・・。
アタシは涙が止まらなかった。

先生もいきなり泣いてしまったアタシに
困ってしまったようだ。

「ひかり・・・、そんなに俺のこと・・・イヤか?」
先生は悲しい顔をして聞いてきた。

「イヤじゃない!」

え・・・・・・・・・・
え・・・・・・・・・・
え・・・・・・・・・・

アタシ、今自分で何言った?

---イヤじゃない!---

思わず叫んでしまった言葉・・・。

アタシ、イヤじゃなかった?

男の人に抱きしめられて、
嫌なはずなのに・・・

アタシは何でこんな事言ったの?






 
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