【短】そんな彼が大好きです
「じゃあね。」
家まで送ってもらい、宗市が私に手を振る。
「あ、忘れ物。」
そう言って私の所に戻ってくると無邪気に笑って、私の顎を持った。
「……ちゅっ」
わざと音を立てて唇を離すと宗市は笑ったまま私の頭を撫でた。
「…宗市。」
急に別れが惜しくなり名前を呼ぶと宗市は私を抱きしめた。
「また今度続きしよ。」
耳元で囁くとそっと離れて、行ってしまった。
「宗市ったら。」
カッコよくて優しくて寂しがり屋で甘えん坊で我が儘でエッチな、
そんな彼が大好きなです。