【短】そんな彼が大好きです



宗市は私から放れると手を繋いだまま体育館裏に引っ張る。

私からいつの間にか奪ったエナメルバックを肩に下げて歩く宗市は、とっても優しい。


「宗市、バック重いでしょ?ごめんね…。」


体育館裏についたら私を見て宗市が辛そうな顔をしていた。


すると宗市はエナメルバックを地面にそっと置いて私を抱きしめた。


「寂しすぎて辛かったよ…夢…。」


そして極度の甘えん坊。


宗市は私の腰に回した腕を力強く自分に寄せる。


「ごめんね。」





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