ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
宿に着くとそれぞれ部屋に荷物を置き、着替えて夕食。
「みんなありがとうね。無理言って、せっかくの冬休みにバイトだなんて」
申し訳なさそうに話す茜の叔母さん。
「いえ、気にしないで下さい」
「そうですよ、いい思い出になりますし」
「海の家ならぬ、雪の家って感じで」
「ご飯に、部屋までとってもらってるしね」
茜の叔母さんと叔父さんの経営するスキー場の宿の2部屋を、今回あたし達の為に用意してくれた。
食事つきで、大浴場も無料で。
それで時給までもらえるんだから、こっちがお礼を言いたいくらいだ。
「ご飯も終わったところで、温泉いこうぜ!」
やっぱり疲れた体には温泉だね。
寒いし、しっかり温もろ。