ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
【kie※side】
スキー合宿1日目。
ワンに教えてもらって、少しだけ滑ることができた。
今は宿に戻り、各自部屋で休んでいる。
「鮎沢ちゃん、郁也いたんでしょ?」
部屋割りは、グループのメンバーとだから、あたしは麗奈と茜と一緒だ。
「うん、偶然」
「茜とは相変わらずなの?」
「相変わらずだよ。すぐケンカしてる」
「そーいえば茜、遅くない?」
茜はさっき、飲み物を買いに行ってくると言って出たきり、まだ帰ってこない。
「迷ったかな?」
「郁也にでも会ったんじゃないのー?」
これまた偶然、郁也の学校と宿が一緒だし。
迷うほどの広さもないと思うし、大方、郁也とケンカでもしているのだろう。
「あ、もうこんな時間」
「ははーん。いいよねー、男持ちはイベントが楽しくってさ?」
麗奈は全部を見通した顔で、皮肉を言う。
「でも茜が帰るまでいるよ」
「情けは無用よ!鮎沢ちゃん!」
な、情け?!
スキー合宿1日目。
ワンに教えてもらって、少しだけ滑ることができた。
今は宿に戻り、各自部屋で休んでいる。
「鮎沢ちゃん、郁也いたんでしょ?」
部屋割りは、グループのメンバーとだから、あたしは麗奈と茜と一緒だ。
「うん、偶然」
「茜とは相変わらずなの?」
「相変わらずだよ。すぐケンカしてる」
「そーいえば茜、遅くない?」
茜はさっき、飲み物を買いに行ってくると言って出たきり、まだ帰ってこない。
「迷ったかな?」
「郁也にでも会ったんじゃないのー?」
これまた偶然、郁也の学校と宿が一緒だし。
迷うほどの広さもないと思うし、大方、郁也とケンカでもしているのだろう。
「あ、もうこんな時間」
「ははーん。いいよねー、男持ちはイベントが楽しくってさ?」
麗奈は全部を見通した顔で、皮肉を言う。
「でも茜が帰るまでいるよ」
「情けは無用よ!鮎沢ちゃん!」
な、情け?!