ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
「ま、人前でチューかましちゃうようなバカップルだもんね~」(←第3話参照)
「掘り返すな!!!」
「え?惚れ直す??」
「言ってない!!!」
ゼーハー…!
ほんとに暑くなってきた。
「ワンって、スポーツだけはなんでも出来ちゃうんだよな。不思議だわ」
…まぁ、確かに。
いつもより数倍イキイキしてる。
それに対してあたしの心臓は、いつもより数倍ドキドキしてる。
この感情は、いったいなんなのだろう。
「よぉ、みんな働いてる?」
「純平、スノボうまいね!」
「お、分かる?俺の魅力」
サーッと現れた3人は、やっぱりみんな上手だと思った。
「どーなの仕事の方は」
「それがさ、逆ナン祭だぜ!!」
「え~なにそれ~!!」
「なんかさ、あらゆるところから視線を感じる?みたいな?」
「お前の仕事が監視だろ。監視されてどーするんだよ」
茜のツッコミに、佐倉は嬉しそうに舌を出した。