僕等は、それを恋と呼んだ。

今でも




気がつけば利揮と付き合ってから1ヶ月が経って。



文化祭も終わったあたし達を待っていたのは、クリスマス!


…では、なく。
その前に期末テスト。


「あー。もう、頭おかしくなる」

「元々だろ」


そう言った利揮に、腹チョップを入れる。



「じょ、冗談だっつーの!」

「ふーん」


テスト前だから利揮も部活がなくて、あたし達は利揮の部屋で二人で勉強している。



「利揮がむかつくから、休憩しよーっと」

「俺も詩乃佳がバカだから、休憩しよーっと」


床に座りながらベッドを壁代わりにもたれかかると、

真似する様に隣に座ってた利揮もベッドにもたれかかった。



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