僕等は、それを恋と呼んだ。





“…俺、お前が好きになった”

“……え?”






“俺、矢田のこと、すんげー好き”






“あたし、もっと笈原が好きになるよ…。
それでも、いいの?”

“いーよ”






“なんか、ちょっと嫉妬”






“街のデッカイツリーのイルミネーションは見に行こうよ!”

“いーよ。行こうな”









“詩乃佳”














……嘘つき。



キライ。

大キライ。







…大スキ。



だから、



ばいばい。




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