僕等は、それを恋と呼んだ。
「ほらー!!席つけー!」
そんな事を思ってると、先生がやって来て、みんな自分の席につく。
あたしの席は窓側の後ろ側から2番目。
亜紀はあたしの前の前の席で、依知菜は亜紀のななめ前。
ちなみに、真島は依知菜の横で亜紀の前。
それで…
笈原はあたしより2つ前の1番廊下側の席。
「おら、静かにしろ。お前ら、話聞け。
って、真島!!HRで宿題すんなっつの!!」
そう言って真島の頭を主席簿で軽く叩くのは担任の、瀬川(せがわ)先生。
歳は30歳ぐらいで結構若くてかっこいい我がクラスの担任。