僕等は、それを恋と呼んだ。



「自分でも今…分からないんだ」


あたしの中に残るこの気持ちは、


後悔?

それとも、未練?




――未来なんて、見えるはずもないんだけれど。



どんな未来を今あたしは想像しているの。



願ってるの?




……ねぇ、



でもね利揮。


やっぱり、今でもあたしは利揮が好きなんだと思うんだ。



けど、何をしたらいいか分からない。


どうしたらいいか分からない。



でも、好き。




思い出してしまう。

目が追ってしまう。

笑顔が見たい。

触れたい。



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