僕等は、それを恋と呼んだ。



ふざけて笑いながら言う真島に心の中でツッこんだけど、

まぁ別にどうでもいいや。


確かに、絶対にデキてるとかありえないけど

友達より、相手のこと分かりあってるというか何というか…


微妙な感じだもん。



「怪しいなぁー」

「怪しいだろー!気になるだろー!でも秘密ー!」


というか、真島って本当にバカ…。


まぁ、だから話しやすいんだけどね。



「なんか超怪しいんだけどー!!!」

「おい、」


―――ドキン。



「ん?何?笈原っ」

「お前、何飲む?」

「俺コーラ!」



ドキン、ドキン。



――あたしの身体は本当に素直だと思う。


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