僕等は、それを恋と呼んだ。



ってことは、依知菜は真島と付き合うことになったってことで…


ええっとぉ…


「って、ええぇ!?

真島と依知菜が!!!???」


ビックリしすぎて思わず依知菜の肩を掴んでしまう。



「え!?何で!?

依知菜、真島のこと好きになったの!?」

「し、詩乃佳落ち着いてっ」


そ、そうだよ!!


お、落ち着け、自分っ。


「えと…その、あたしね、


…竜のこと本当にうざくて馬鹿な奴だなって思ってたの」

「…うん」

「でもね、なんか、あたしには竜がいなきゃダメみたいって分かったっていうか何ていうかその…あたしに…竜が必要だって気付いて…」



< 262 / 304 >

この作品をシェア

pagetop