僕等は、それを恋と呼んだ。
「行く行くっ!!」
バビュンと急いで依知菜の隣に行く真島。
…瞬間移動?
いや、まさか。
さすがに真島にそんな能力は……
「じゃあ食堂行くぞー!!」
やけにテンションの高い真島と一緒にあたし達は食堂に向かう。
前を歩く真島と依知菜と亜紀。
真島が依知菜に話しかけてるけど、依知菜は亜紀と話していて一人無視されてる。
「おーい!!何黙ってんだよ?」
「わっ」
そんな三人を観察してたら、いきなり隣を歩く笈原に軽くチョップされた。
おおぅ。
不意打ちビックリだ。
「何?考えごと?」
「べ、別に何もないよ!?」