僕等は、それを恋と呼んだ。



「がーん!!!」


ショックをうける竜を見て、あたしは笑う。



やっぱり、竜が隣にいるのがあたしにとって“自然”




竜がいないなんて、あたしにはダメ。




理想とは全然違う恋だけど、





まぁ…うん。


理想と現実は違うってよく言うし。



「ほら、帰ろう」

「手繋いでいいか!?」

「やだ。絶対やだ」

「それはツンデレか!?本気で嫌なのか!?」

「さぁねぇ」




あたしは、どんな理想の人よりも竜がいいんだ。


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