僕等は、それを恋と呼んだ。



何でか、今日はテンションの上がらない。


なんかダルイと言うか…

やる気が起きないと言うか……。





「…何だ。お前、そのテンション。

あ。もしや、もう噂の笈原クンにフラれ……ごふっ!!」


言葉の途中で腹チョップをお見舞いしてあげた。


むかつくな、このやろう。




「おまっ…冗談だろが!!
超痛えしっっ」


そう言いながら、お腹を押さえてる湊が少し青ざめている。



あ、ちょっとやりすぎた。



「ごめんごめん」



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