僕等は、それを恋と呼んだ。



「さーむー!」


その後、ファミレスでご飯を食べて、近くの公園へ移動した。


今は7時すぎ。


もうすぐ冬だからか、あたりはもう暗い。


夏は7時でも全然明るかったのにな。


「ブランコとか、あたし久しぶり」


何故か、夜の公園で二人でブランコに乗る。


夜の公園って、なんかちょっと好きだ。



「ねー、笈原」

「んー?」


あたしはブランコを思いきり漕ぎながら言う。



暗闇って、なんかいつもより素直になれる気がする。




顔が見えないからかな。


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