僕等は、それを恋と呼んだ。
「依知菜ーーっ!!
俺、まじ頑張るから!!!」
次の日。
あたしは依知菜と二人で放課後の体育館にいた。
「依知菜のために、俺頑張るっ!」
こっちを見て…いや、隣にいる依知菜を見て叫ぶ真島。
あ、実は真島もバスケ部だ。
依知菜がいるせいで、異常に気合いが入ってる真島。
「あ、あの人かっこいい!」
でも依知菜はそんな真島を丸っきり無視して、かっこいい男の子を探してる。
「おい、依知菜!!俺はここだぞーっっ!!」
「あ。あの人タイプ!」
…この二人にはもう何も言わないでおこう。
ちなみに亜紀は用事があるから帰った。