僕等は、それを恋と呼んだ。



その声に、あたしは振り向いた。



「……」

「…やっぱり、詩乃佳だ」


太陽の光をいっぱい浴びた1人の姿が目に映る。


懐かしい姿。



「…先輩…」




“幸せ”


その次に、僕等に訪れるものは一体、何なんだろう。



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