【短編】 曇り空
ふと目を覚ます


不意に柑橘系の香りが鼻孔をくすぐった


ぼやける目で辺りを見回す

風に靡く白衣が目に映った
まるで
カーテンの様に俺に当たる直射日光を和らげているようだった


「よぅ、サボり君。」

悪戯に覗き込む…














一之瀬先生?!


俺は驚いて跳び起きた
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