短編集

 あとがき


 いくつかの実体験があります。


 例えば、
 1+1=2
 この式に" I love you."の意味があったら、という空想。
 言葉なんていらなくて、きっとバベルの塔さえ崩壊しなかった。数式の絶対さの前に、言葉のもろさを思った経験。

 あるいは、二つの三角形が合同であることを証明するための、あの整然とした文章。ぶれない結論を掲げて文章を書く楽しさを、あのとき知りました。

 そして、高校生になったとたんに、数学がまったくわからなくなってしまったこと。それまでは、仲良く隣を歩いていてくれると思ったのに、高校の数学は、あっという間にはるか彼方へ走っていってしまったような感覚。

 そんなことを文章にしてみました。


 20150912 二木ハルカ
< 115 / 115 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

翼のない天狗

総文字数/74,510

ファンタジー224ページ

表紙を見る
枕草子・伊勢物語

総文字数/6,328

その他20ページ

表紙を見る
皎皎天中月

総文字数/89,862

ファンタジー181ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop