短編集
もみじもゆ あとがき

コンテストではたくさんの意見交換が出来ました。楽しかったです、またお願いします!

『みどりと槇』を書いていて、もっと"紅葉嫌"というのを表現したいな、と思いこのような形になりました。

主人公は遊女 と一応の設定なのですが、果たして大戦時に遊郭はまだ(私の想像する形で)存在していたのか……。吉原は違法ではなかったようですが。

あんまり戦争モノ好きじゃないんですよね。特に本土襲撃、空襲・原爆関係。映画の『火垂るの墓』はタイトルが出るまでに涙ですし、漫画はまだしも映像になると『はだしのゲン』はごめんなさい。
外国は他人事、と思っているのか、『戦場のピアニスト』は平気です。洋画は大丈夫。(この考え方もおかしいよなあ)

人を殺している訳です。
戦争で、また私は作品の中で。無論、この『もみじもゆ』の二人だけじゃなくて、『汝』でも『ハルカ』でも『青』、『黒』なんかモロに死を取り上げています。よくよく考えると、全部か? 精神的に大丈夫だろうか自分。

でもそれだけ見つめている、ということですよね。


書き直し
平成19年2月
二木ハルカ
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