きっと、恋。


「瑠衣もいないくせに、よく言うよー!」


「だから、俺は恋はしねーの。俺なんかと付き合っても意味ないだろ」


「出た出た、いつものネガティブ発言」



だって、そう


美由は


健常者。



俺は


“障害者”


俺に恋する資格はない。




「じゃあ、どうする?

もし、瑠衣の事好きすぎてたまらないって人がいたら?」


「絶対いねぇーから大丈夫」


「そんな事ないよ、

だってあたし、瑠衣の事好きって人知ってるもん」


「別にどうでもいいや‥」





俺はたぶん‥




一生、恋はできないと思う。
< 5 / 12 >

この作品をシェア

pagetop