ナンセンス!
「 会頭・・! 」
頬に、擦りキズを付けた芹沢ちゃん。
「 大丈夫か? 涼子っ! 」
エレベーターホールに入った僕は、その惨状に目を疑った。
・・・おおう・・! ココは、戦場か・・・?
エントランス、階段、至る所に人が転がって唸っている。 常盤の連中は、全滅したらしい。 風紀の部員4~5人が、巨漢の男と対峙していた。
「 一人は、明日香が刺し違えて、倒しました・・・! 」
芹沢ちゃんの声に傍らを見ると、男子部員に抱き抱えられ、正木ちゃんが横たわっている。
「 だ、大丈夫か、明日香? 」
近寄り、正木ちゃんに声を掛ける。
「 ・・・大丈夫です、会頭・・・! すみません、無様な姿で・・・ 」
抱き抱えている部員が、僕に言った。
「 あばらが、折れているようです・・・! 」
「 サブの車で、すぐに病院へ連れて行け! 」
部員は、もう1人の部員と共に正木ちゃんを抱き抱え、外へ連れ出した。
・・・野郎ォ~・・・! よくも、正木ちゃんをやってくれたな・・・!
階段の上で、仁王立ちのようになっている大男。
かなりの手傷のようだ。 フウフウと、肩で息をしている。 僕は、対峙している部員を下がらせ、ヤツと向き合った。
男が言った。
「 ・・・星川っ? そうか、応援か・・・! いいだろう、相手に不足は無い。 ・・・来いっ! 」
僕、行きたくないな。 ね、仲直りしない? ・・・ ムダか。 目が血走っとる。 殺意、ムンムンだし。
頬に、擦りキズを付けた芹沢ちゃん。
「 大丈夫か? 涼子っ! 」
エレベーターホールに入った僕は、その惨状に目を疑った。
・・・おおう・・! ココは、戦場か・・・?
エントランス、階段、至る所に人が転がって唸っている。 常盤の連中は、全滅したらしい。 風紀の部員4~5人が、巨漢の男と対峙していた。
「 一人は、明日香が刺し違えて、倒しました・・・! 」
芹沢ちゃんの声に傍らを見ると、男子部員に抱き抱えられ、正木ちゃんが横たわっている。
「 だ、大丈夫か、明日香? 」
近寄り、正木ちゃんに声を掛ける。
「 ・・・大丈夫です、会頭・・・! すみません、無様な姿で・・・ 」
抱き抱えている部員が、僕に言った。
「 あばらが、折れているようです・・・! 」
「 サブの車で、すぐに病院へ連れて行け! 」
部員は、もう1人の部員と共に正木ちゃんを抱き抱え、外へ連れ出した。
・・・野郎ォ~・・・! よくも、正木ちゃんをやってくれたな・・・!
階段の上で、仁王立ちのようになっている大男。
かなりの手傷のようだ。 フウフウと、肩で息をしている。 僕は、対峙している部員を下がらせ、ヤツと向き合った。
男が言った。
「 ・・・星川っ? そうか、応援か・・・! いいだろう、相手に不足は無い。 ・・・来いっ! 」
僕、行きたくないな。 ね、仲直りしない? ・・・ ムダか。 目が血走っとる。 殺意、ムンムンだし。