ナンセンス!
室内では、矢島が、彼女と真っ最中であった。
ベッドの上からこちらを振り返り、びっくりして言う。
「 なっ・・? お・・ お前、星川っ・・・? な、な・・ 何しに来たッ? 」
お前を、ブチのめしに来たの。
「 きゃあああぁぁ~っ! 」
制服の上着をはだけ、下はスッポンポンの女が、金切り声を上げる。
凄んげ~光景だ。 目がツブれる。
矢島が、慌てて服に手を伸ばしながら言った。
「 て・・ 鉄パイプなんか、持ちやがって、てめえ・・・! 」
しかも、スペシャルメイドなの、これ。
サブが、作ってくれたんだよ? 上手でしょ?
フリチンのまま、ズボンを履こうとした矢島の脳天に、僕は、お構いなく鉄パイプを
振り下ろした。

クーデターは、成功した。
矢島を始めとする旧勢力を排除した常盤学院は、武蔵野と友好関係を締結した・・・・
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