ナンセンス!
確かに星野は、ルックス的には申し分ない。 ハッキリ言って、美人だと思う。
勝気で、少々、キツイ印象は受けるが、女性としての恥じらいも持っている。
しかし・・・
やはり、無く子も黙る、鬼龍会の会頭だ。 僕とは、完全に不釣合いだろう。 僕には、会頭の彼氏としての品位も、品格も無い。 抗争グループに狙われる可能性もあるし、星野の活動の邪魔になるのが関の山だ。
されど・・・
星野は以外に、尽くしてくれそうなタイプかもしれん。 う~ん・・ 一考の余地は・・・・
・・イカンッ! ナニ考えてんだ、僕はっ! 僕には、かすみがいるじゃないか! あんな、イイ子を差し置いて、星野と・・・!
「 かすみの次でいいよ、あたしは。 その時、あんたが良ければ、で、ね・・・ 」
・・・ブックマーク、付けさせて頂いときます。
星野は、それきり黙った。
こうしてると、フツーの子と変わらない。 まあ、実際、目の前に座ってるのは、僕なんだケド・・・
鬼龍会 会頭から告られたなんて、ある意味、名誉だ。
誰にも言えないトコが辛いが・・・
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