ナンセンス!
2
再び、ゲーセンで、僕は星野と再会した。
「 ・・・見事に、かすみだな・・・! 」
星野は、僕を見ながら感動したように言った。
「 ちくしょう、サバラスの野郎・・・! よりによって、かすみなんかを巻き込みやがって・・・ おかげで、かすみは、ヤンキーデビューを飾っちまったじゃねえかよ。 あの仙道時の神岡を、ビールビンで殴ったんだぞ? 初登板のルーキーが、サヨナラ代打満塁ホームラン打ったようなモンだぜ 」
星野が、笑いながら言った。
「 2人とも、鬼龍会の非常勤顧問として、登録するか? 」
「 笑い事じゃないよ・・・! かすみが心配だ。 サバラスは、ソッチに現れたかい? 」
「 いきなり現れて、秒読みをした後は、来てないな。 しばらくは、出て来ないんじゃないのか? 」
「 何で、わかる? 」
「 また、環境や記憶を操作しなくては、ならないだろう? ソッチの方を優先してるんじゃないのか? 」
なるほど・・ さすが、星野。 冷静な判断だ。
星野は続けた。
「 多分、かすみは・・ 彼氏である、あんたに連絡してくるはずだ。 あたしは、元に戻ったんだから・・・ あんたの携帯に、連絡して来るんじゃないのか? 何なら、掛けてみろよ 」
モノは試しだ。
僕は、携帯を出した。 途端に、着メロが鳴る。 かすみからだ・・・!
「 かすみかっ? 」
『 ・・・・・ 』
ナニも答えない。
そりゃ、そうだろう。 自分の声が聞こえて来るんだからな・・・
僕は言った。
「 かすみなんだろっ? 僕だ、みちるだよ・・・! 」
『 ・・・みちるぅ~・・・ 』
泣きそうな、僕の声。 ・・・気色悪い。
「 ・・・見事に、かすみだな・・・! 」
星野は、僕を見ながら感動したように言った。
「 ちくしょう、サバラスの野郎・・・! よりによって、かすみなんかを巻き込みやがって・・・ おかげで、かすみは、ヤンキーデビューを飾っちまったじゃねえかよ。 あの仙道時の神岡を、ビールビンで殴ったんだぞ? 初登板のルーキーが、サヨナラ代打満塁ホームラン打ったようなモンだぜ 」
星野が、笑いながら言った。
「 2人とも、鬼龍会の非常勤顧問として、登録するか? 」
「 笑い事じゃないよ・・・! かすみが心配だ。 サバラスは、ソッチに現れたかい? 」
「 いきなり現れて、秒読みをした後は、来てないな。 しばらくは、出て来ないんじゃないのか? 」
「 何で、わかる? 」
「 また、環境や記憶を操作しなくては、ならないだろう? ソッチの方を優先してるんじゃないのか? 」
なるほど・・ さすが、星野。 冷静な判断だ。
星野は続けた。
「 多分、かすみは・・ 彼氏である、あんたに連絡してくるはずだ。 あたしは、元に戻ったんだから・・・ あんたの携帯に、連絡して来るんじゃないのか? 何なら、掛けてみろよ 」
モノは試しだ。
僕は、携帯を出した。 途端に、着メロが鳴る。 かすみからだ・・・!
「 かすみかっ? 」
『 ・・・・・ 』
ナニも答えない。
そりゃ、そうだろう。 自分の声が聞こえて来るんだからな・・・
僕は言った。
「 かすみなんだろっ? 僕だ、みちるだよ・・・! 」
『 ・・・みちるぅ~・・・ 』
泣きそうな、僕の声。 ・・・気色悪い。