ナンセンス!
女心
1
さっき、僕が座っていたままの体勢で、ラグの上に、健一が座っている。
サバラスの話しでは、コイツは、元通りになっているはずだ。 記憶のみ、凍結されているワケか・・・ 確かに、意識を戻した時、楽かもしれん。 アホだから・・
一時、僕の体と入れ替わった事も、トボケてやれば、そのまま素直に納得するだろう。
・・・美津子先生は・・・?
見渡すと、部屋の隅のソファーに、『 僕 』が座っていた。
( 今は、この・・ 僕の体の中に、美津子先生がいるのか・・・ )
僕の体は、不自然な格好をしていた。
どこかのイスに座っていたようだが、右手は、何かを掴んでいたらしい。 その手の格好で、僕は直感した。
「 この野郎・・! またドコかのパチンコ屋で、打ってたな? 」
無警戒の僕の体を良い事に、性懲りも無く稼いでいたらしい。
「 やりたい放題も、ココまでだ。 目が覚めたら、イキナリ美津子先生を前に『 説教中 』と言う、シチュエーションにしといてやるからな? 覚悟しとけ 」
僕は、携帯を出し、かすみに連絡を取った。
しばらくの呼び出し音のあと、かすみが出た。
『 みちる? 健一に会えた? 今、どこにいるのよ 』
僕は答えた。
「 かすみ、よく聞けよ? サバラスが、またしくじりやがった。 今、僕は、全く違う女の人の体になっている 」
『 誰? あなた・・・ みちるに、何したのっ? みちるを出してっ! 』
美津子先生の声を聞いた事が無いかすみは、相当に警戒しているようだ。
サバラスの話しでは、コイツは、元通りになっているはずだ。 記憶のみ、凍結されているワケか・・・ 確かに、意識を戻した時、楽かもしれん。 アホだから・・
一時、僕の体と入れ替わった事も、トボケてやれば、そのまま素直に納得するだろう。
・・・美津子先生は・・・?
見渡すと、部屋の隅のソファーに、『 僕 』が座っていた。
( 今は、この・・ 僕の体の中に、美津子先生がいるのか・・・ )
僕の体は、不自然な格好をしていた。
どこかのイスに座っていたようだが、右手は、何かを掴んでいたらしい。 その手の格好で、僕は直感した。
「 この野郎・・! またドコかのパチンコ屋で、打ってたな? 」
無警戒の僕の体を良い事に、性懲りも無く稼いでいたらしい。
「 やりたい放題も、ココまでだ。 目が覚めたら、イキナリ美津子先生を前に『 説教中 』と言う、シチュエーションにしといてやるからな? 覚悟しとけ 」
僕は、携帯を出し、かすみに連絡を取った。
しばらくの呼び出し音のあと、かすみが出た。
『 みちる? 健一に会えた? 今、どこにいるのよ 』
僕は答えた。
「 かすみ、よく聞けよ? サバラスが、またしくじりやがった。 今、僕は、全く違う女の人の体になっている 」
『 誰? あなた・・・ みちるに、何したのっ? みちるを出してっ! 』
美津子先生の声を聞いた事が無いかすみは、相当に警戒しているようだ。