ナンセンス!
星野が、神岡と共にやって来て、挨拶した。
「 武蔵野明陵 鬼龍会の星野と申します。 今回のイベントでは、警備と外渉を担当して
います。 こちらは、出店・演出担当の仙道寺高校 神岡です 」
お辞儀して挨拶する二人に、母親は言った。
「 菱井です。 この度は、急な事で申し訳なかったわね。 それにしても凄いわ。 一晩で、ここまでやってしまうなんて・・・! やはり、若さね 」
星野が答える。
「 こちらも、良い社会勉強になります。 美津子先生が言われる通り、コミニュケーションは、実践からだと思いますし 」
ニコニコ顔の母親。
星野は、僕の方を向き直ると、言った。
「 美津子先生。 次回からは、簡単な、ブースの案内パンフを作っておいた方がいいと思います。 それと、タウン誌の無料広告に掲載し、集客を図ろうかと・・・ 」
僕は答えた。
「 いいわね! あなたたちで、自由に進めてくれない? 」
神岡も言った。
「 こんな面白れえイベント、仕切らせてもらって感謝するぜ、美津子先生! 星野会頭と共に、健全なシマを守るぜ! 」
・・・お前、どうしても言い回しがヤクザっぽいな。
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