鬼守の巫女

《彼等を信用してはいけない》

……彼も私を利用しようとしているのだろうか。

いい人の振りをして、信用させて……私に何かさせるつもりなのかもしれない。

そんな事を考えながら、彼の後を追って行く。

彼の背中を窺う様に見つめていると、彼はその視線に気付いたのか急に振り返った。
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