鬼守の巫女
第二章 終る日常

「貴方達……何者なの?」

二人に挟まれる様に大通りを歩きながら問いかける。

「……何て説明すればいいのかねェ」

そう言って黒髪の男が困った様に笑い、ポリポリと頭を掻いた。

……あの後、大通りに飛び出すと、あの化け物は追って来なかった。

それから家に向かう為、大通り沿いを三人で歩いている。
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