鬼守の巫女

薄暗い部屋の中に、男女の姿が見えた。

スーツ姿のサラリーマンの様に見える青年と……銀色の長い髪を靡かせて、妖艶な笑みを浮かべる少女。

ベッドに横たわる男のYシャツのボタンを、少女は妖しい笑みを浮かべたまま……一つ、また一つと外していく。

男は少し熱い瞳で少女を見つめたまま、微かに呼吸を荒げていた。
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