鬼守の巫女
「私と……一つになりたい?」
少女はそう言って、焦らす様に男の頬に口付けた。
「……何を……言って……」
「私と一つになりたい?」
ギュッと目を瞑り、声を漏らした男を遮り、少女が同じ言葉を口にする。
「永遠に私と一つになりたい?」
少女は妖艶な笑みを浮かべ、男に問い掛ける。
男は困惑した様に瞳を震わせながら……しかし、目の前の美しい少女に心を奪われた様に熱い瞳で少女を見つめた。
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