鬼守の巫女

「……は?」

突然視界に入ったおかしなモノに、思わず声を漏らす。

……隣に男が眠っている。

銀色のサラサラ髪を空調の微かな風に靡かせ、うつ伏せのままスヤスヤと眠る男。

「……な、な、な……」

声を詰まらせたまま、男を凝視する。

「なんでアンタがここに寝てんのよ!!」

私の驚愕のその叫びに、男がそっと目を開けた。

男は少し不機嫌そうに眉を顰め、少し鋭い瞳で私を見つめる。
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