鬼守の巫女
「怖くないって言ったら……嘘になるかも」
ギュッと拳を握り締めそう答えると、魏戎は小さく頷いて…そっと私に手を伸ばした。
ビクリと身を竦ませると、彼の手が一瞬止まり……しかし彼の指がそっと私の頬に触れる。
「俺達を……信じられるか?」
魏戎は私の頬に手を触れたまま、とても真剣な顔をしてそう問いかける。
その様子を窺っている魅麗と瑠愧は、私の答えを待つように、静かに私を見つめていた。
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