鬼守の巫女

……その通りだと思った。

私は結局、自分が一番大事。

これまでまるで流される様に、誰かを頼って生きて来た。

子供の頃から守ってくれた父に、鬼から守ってくれる火伏さんに、共に戦ってくれると言った鬼に、私の代わりに必死に二人を救う案を考えてくれる木住野さんに。

そうやって私はいつも誰かを頼って来た。

誰かに……救われてきた。

それなのに……私は……
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