鬼守の巫女
「それからずっと繋がっていた…と」
「いえ……それから瑠愧と連絡を取った事はありません」
父のその問いに木住野さんは首を横に振ってそう答える。
「凪様が鬼に浚われたその日、捺さんから鬼の特徴を聞いて……瑠愧だと思いました。そしてあの公園で彼の姿を見た時、僕は彼等の思惑を理解しました。そして凪様の付けているバッジで……全てを確信したんです」
木住野さんはそう言うと優しく微笑む。
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