鬼守の巫女

「結界の正体は……鬼だ。遠い昔に封印された鬼が結界の源」

魏戎はそのまま淡々と結界の鬼について説明を続けた。

初代巫女と鬼が恋に落ちた事。

巫女を守る為に自ら結界になる事を望んだ事。

その巫女の子孫が私達だと言う事。

魏戎の語る真実に、火伏さん、木住野さん、そしてお父さんの表情が曇って行くのが分かった。
< 536 / 912 >

この作品をシェア

pagetop